ワンコとリリー REVIEW
製品データ
タイトル ワンコとリリー
ブランド CUFFS
ジャンル ADV
メディア CD-ROM1枚組
定価 \3,990
発売日 2007.03.30
プレイ時間 フルコンプまで4〜5時間
コメント編集日:2007.08.19
評価
ストーリー 74
グラフィック 70
音楽 88
総合 77
コメント
ストーリー
短い中にもトノイケダイスケさんらしさが表れているというか。

とにかく終始和み系、癒される。
ワンコとリリーといういわば人型の犬との触れ合いがとても良い。
無邪気で真っ直ぐで反応がとても分かりやすく、彼女?たちに振り回される様子が微笑ましく描かれている。

登場人物はワンコとリリー、他には人間のヒロインである透子さんだけ。
プレイ期間も一日だけで短い。
しかし短い中に癒し以外色々な要素が含まれており単なる癒し系シナリオ以上のものがある。

トノイケさんの特徴である、地の文の表現の上手さや説教臭いセリフは健在。
一人称が「僕」でありながらやる時はやる主人公も健在。
所々で交わされる透子さんとの会話により主人公の気持ちが変化してゆく様子が良く分かる。
地の文による心情描写が上手い。

本編でのエンド2つを見ることでアフター的な話が少しずつ追加される。
このアフターの話がまた良い。
ワンコたちの可愛さを描きつつ、主人公らが前を向いて進んでゆく様子がしっかりと描かれている。
ワンコたちの魅力と人間である主人公たちの物語を両立して描けているのがこの作品の凄いところ。

唯一にして最大の欠点はワンコたち絡みの18禁シーンがあったこと。
シナリオ中でわんこをそういう目で見る人もいる、という話が出てくるのだがお前らもか!と。
なんというか、ペットに対してそんな描写は全く求めていなかったのでそういったシーンは正直かなり退いた。
全然いらない。
幸い行き過ぎたものではなかったからいいものの…

ちなみに黄金水もしっかりあるのでご安心を(何
いらねっつの。
グラフィック
CG鑑賞モードで見れるのは差分抜きで30枚弱。
立ち絵が含まれているので実際はもっと少ない。

ワンコとリリーは表情変化が両極端。ワンコは大きくころころ変わる。リリーは控えめ。
しかし2人とも素直なので非常に可愛い。尻尾が揺れているCGが欲しかったw
イベントCGでも崩れることなくバランスの取れた絵。
背景を含め塗りは淡いタッチでほんわか和み系を意識させる。
音楽
ボーカル2曲を含めて全部で17曲。

優しい音色のBGMが多く単体として充分聞けるほどのレベルの高さを誇る。
特にピアノの旋律が美しい。自己主張が少ないのも良い。
「風の贈り物」「青空小道」「記憶」などがお気に入り。

ボーカルはOPとEDに1曲ずつ。両者共に素晴らしいレベルの高さ。
思わず聞き入ってしまうほど。

ボイスはなし。低価格だし納得。あっても良かったと思うけど。
システム
ホイールアップでバックログ。ダウンによるメッセージ送りは不可。
セーブロードはショートカットがないためいちいちメニューを開いて指定する必要あり。
しかも開くたびに前回の状況が再現されるため、セーブとロードを間違えてしまうなんてことも。
確認メッセージがないのですんなり起こってしまうプチ悲劇。

また、スキップ速度が少々遅い。そして重い。選択肢後ストップしてしまう。
やや使いづらい。
話のボリュームがさほどないのが救いか。
総評
低価格でこのクオリティには驚き。癒しだけに留まらない辺りがトノイケさんのクオリティを表している。
一般発売されて嬉しい限り。万人にお勧め出来る作品。
「Garden」にも期待したい。
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