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『黄昏の姉妹』と呼ばれる『終末予報』から十幾年。
予報と言う希望観測に、雨振らずに願う想いも外れ、 結局傘は最後まで見つからなく、その滅び行く『黄昏の姉妹』の生活も何時の日か日常と化していった。
しかし、人が居なくなり、動物や自然界がその大地の割合が占めて来たときには 意外と言うべきか、
当然と言うべきかその時の流れは非常にゆったりと、落ち着きを取り戻している。
人間とてその動物の1種類に過ぎず、如何にこれまで力を示してきたからと言えど、 淘汰されてしまえば所詮何事も無く、
軒下で猫はあくびをしながら世は続き、 その片隅に、恐らく最後の姉妹……いや、私たちの知りうる限り最後の姉妹。
何も変わらない日々の生活とは何なのかを僅かに記しましょう。
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終焉に向かいつつある世界の日常を描いた作品。
物語に起伏などというものはなく、ただただ二人の姉妹の日常が描かれている。
特に大きな出来事があるわけでもなく伏線があるわけでもなく。
淡々とした展開。
一言でいえば「雰囲気系」か。好みの分かれるところだろう。
味があると思う人もいれば面白くないと感じる人もいると思う。
また、毎度のことながらテキストが独特。
言葉遊びや言い回し、表現などにライターの個性が表れている。
正直読みやすい文章ではないが作風にはぴったり。
ここもまた評価が分かれるところ。
個人的に最も評価したいのは締めくくり方。
終末の世界が舞台でありながらそれを感じさせない物語を、上手く締めくくっていると思う。
最後の最後でタイトルの意味が分かるし納得の終わり方。
変に終末を強く意識させることなく終わらせている。
全体的に見ると人を選ぶ作品であるのは間違いない。
合うかどうかは読む人次第。
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| グラフィック |
例によって立ち絵なし、画面上部に状況描写の挿絵がある程度。
読み物としてはこれで十分か。
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| 音楽 |
落ち着いた音楽がいくつか。正確な曲数は不明。
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| システム |
Nスク。
バックログ:有
スキップ:有(「選択肢まで進む」)
セーブロード:日付表示
オートセーブ:無
クイックセーブ:無
オートモード:有(速度調節不可)
いつも通りのシステム。
しかし今回はフォントが独特な上にテキスト一回表示量が非常に多い場面があり、いつも以上に読みづらい。
人によっては辛いだろう。
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| 総評 |
ここのサークルは毎度同じテイストで色々な世界を見せてくれる。好きな人には堪らないと思われ。
読みづらさはあるがそれを補って余りある面白さがある。ただし大いに人を選ぶ。
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