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| ストーリー |
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爛れてゆく。何もかもが歪み、爛れてゆく。
交通事故で生死の境をさまよった匂坂郁紀は、いつしか独り孤独に、悪夢に囚われたまま生きるようになっていた。
彼に親しい者たちが異変に気付き、救いの手を差し伸べようにも、そんな友人たちの声は決して郁紀に届かない。
そんな郁紀の前に、一人の謎の少女が現れたとき、彼の狂気は次第に世界を侵蝕しはじめる。
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企画の時点で大勝利だろ常識的に考えて。
テキストはいつも通り虚淵さんの持ち味全開。
平易な単語で普通の言い回しなのに引き込まれる。説明部分に冗長さを感じない。
コンパクトでありながら読み手を物語に引き込む不思議なテキスト。
そもそも開始1分の段階でインパクトでかすぎ。この時点で読み手の心をがっちり掴んでいる。
この作品の根底にあるテーマの一つは「純愛」じゃないかな、と勝手に推測。
独特の世界観、設定のお陰で「自分にはこの人しかいない」の想いにかなり重みが感じられる。
非現実的設定の全てはこの一つの想いのための触媒でしかないのではないだろうか。
どのエンドでもラストは神々しさすら感じさせてくれた。
出番は少なめだがいつものNitroらしく銃器の登場もあり緊迫感は健在。
ホラーでありアクションであり純愛であり。
短いながらも沢山のコンセプトが詰められた快作。そして色々な意味で斬新。オリジナリティありすぎ。
人を選ぶ作品なのは間違いないが、素晴らしい作品であるのも間違いないと思う。
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| グラフィック |
イベントCGは差分含めて合計65枚。原画はNitroお馴染み、中央東口さん。
渋くやや影が落ちた絵柄が作品とマッチ。そして背景・人ならざるモノの気合いの入りっぷりは異常。
ホラー映画もびっくりの出来。
お陰でグロ画像の破壊力は満点。苦手な人は要注意。
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| 音楽 |
BGM13曲、ボーカル2曲で合計15曲。
BGMは全て「S」で始まる徹底っぷり。いずれもシナリオとマッチしまくりなのだが、中でも「SONG OF SAYA」のハマり具合が恐ろしい。作った人凄すぎる。
ボーカルはOPとEDに1曲ずつ、いずれもいとうかなこさん。そしてZIZZ。相変わらずいい演奏と歌唱力。
ボイスは主人公(緑川光)を含めフルボイス。ちなみにエロシーンに緑川ボイスはありません、ご安心を。
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| システム |
バックログ:可(ホイール)
ボイスリピート:無
スキップ:有(既読判定あり)
セーブロード:サムネイル、日時表示
オートセーブ:無
クイックセーブ:無
オートモード:有(速度調節可能)
この作品特有、グロCGをソフトにする機能あり。…が、CG以前に背景からしてアレなのであまり意味ないかも。
実際にやったことはないのでどれほどのものかは知らないが。
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| 総評 |
良くこんなの思いつくなあ、しかもちゃんと形になっているのが凄い。まさに企画力の勝利。
虚淵さんの実力をまざまざと見せつけられた。
短くても中身はぎっしり。お勧めの一品。心臓の弱い人は注意。
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