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青空は続く、どこまでも―――
雲一つなく、限りなく無に近い青空を見つめる少年望月空は、過去に心を飛ばす。
ただ一人傍にいてほしいと思った少女の笑顔を繰り返し、自らの罪で心を殺す。
異常気象か天変地異か、もう一週間も快晴は続いていた。
しかし、彼は知っている――雲一つない空でも雨が降るということを。
天空を埋め尽くすのは不気味なほどに鮮やかな青色。
その青が何を意味するのか、そしてこの青の先に何が待つのか。
自らを過去に置き去りにする少年の心は、空に囚われ続ける。
そして屋上で一人うな垂れる少年の前に、一人の少女が現れた……
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前半と後半で大きく雰囲気の変わる作品。
前半は学園ものでヒロインがやたらと煩い日常。
このヒロイン、テンションがやたらと高くこのノリに付いていけなかった。
主人公も主人公で重いものを背負っている割にはノリが軽く、どうにも感情移入しづらい。
もう1人のヒロインも重いものを背負っているが、こちらはその重さが言動から滲み出ている。
にも関わらず主人公はそうでない場面が多くかなり違和感を感じた。
この作品の見せ場は後半にある。
後半は主人公とヒロインの抱える重いものに焦点が当てられ、前半とは打って変わってシリアスに。
主人公とヒロイン双方の視点から過去が語られるため重さが二倍の重みで伝わってくる。
自分のせいで大切なものを失った時、人はどうするか。
自分を責め続けそこから前に進めない人もいれば、必死に忘れようともがく人もいるだろう。
主人公とヒロインはそれぞれ前者と後者に当てはまる。
一見真逆に見えるそれらの姿勢だが、実は本質的には同じもの。
プレイしていくうちにその事に気付かされた。
前半は高いテンションで飛ばしていたメインヒロインも後半はしっかりと役割を果たしてくれる。
過去を受け入れて前へ進むこと、言葉にすれば簡単だがそれを実行することがどれだけ難しく辛いことか。
程度の差こそあれ、何か大切なものを失う経験をしたことがある人ならきっと胸打たれるものがあるだろう。
タイトルとのリンク具合や最後のまとめ方も上手く後味の良い作品。
欠点は前半のノリとヒロインである永海の出番がやや少なかったこと、だろうか。
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| グラフィック |
CG鑑賞モードなしなので何枚あるかは不明。
「楽園」同様右にメッセージウインドウ、左にグラフィックというスタイル。
なので立ち絵というよりは全てがイベントCGのような感じ。
「楽園」とは原画は違う人のようだ。
だがこれはこれで爽やかで良い。特にテーマでもある青空の爽快さは秀逸。
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| 音楽 |
音楽鑑賞モードなしなので何曲あるかは不明。ボーカルはなし。
「楽園」同様音楽の質はかなりのもの。
思わず聞き入ってしまうものもあった。
ボイスはなし。
あったらさぞ夢乃は煩かっただろうなw
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| システム |
「楽園」と同じ。
バックログ:可
スキップ:有
セーブロード:日時表示のみ
オートセーブ:無
クイックセーブ:有
オートモード:有(速度調節可)
PSP仕様で横長の画面なのでフルスクリーンは不可。
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| 総評 |
前半部の癖は強いものの後半の出来は素晴らしいものがある。
上にも書いたが喪失体験のある人にお勧め。
きっとタイトルのような心情になるだろう。
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