ロストロマンサー REVIEW
製品データ
タイトル ロストロマンサー
ブランド 空中喫茶
ジャンル サウンドノベル
メディア ダウンロード
定価 フリー
発売日 2008.11.17
プレイ時間 20〜30分
コメント編集日:2009.09.06
評価
ストーリー 64
グラフィック 79
音楽 74
総合 65
コメント
ストーリー
あらすじを 見る/ 見ない

重厚な世界観と、時折見えるシュールさの絶妙なバランス。

地の文メインで会話はかなり少ない。
殺伐とした雰囲気の中淡々と物語は進む。時折つっこみどころ満載なシュールなネタが登場する。
逆にスリル満点なホラー展開が登場する場面もあり、掴みどころがない。飽きさせない。

希望のない社会、希望のない立場にいる主人公の淡々とした日々が描かれている。
磨り減ってゆく日々、間近に迫る死…
ストレス社会である現代の極限の姿のように感じた。
シリアス一辺倒にならずアクセントをつけている辺りにライターの実力が伺える。
グラフィック
人物は皆黒く塗りつぶされており、暗く重い世界観とマッチしている。
銃撃を受けたり自転車で通り過ぎたりといったアクションに沿って絵が細かく動く。
やたらにリアルな、写真を加工したような絵が唐突に登場するなどのホラー演出もあり。
演出面はかなり凝っているように感じた。
音楽
sound roomで聞けるBGMは合計9曲。
無音とBGMの使い分けによって怖さが演出されている。
BGMも怖い雰囲気の出たものが揃っており、フリーノベルなのにかなり高いレベル。
効果音や人間の声など、細かいところまで気合が入っていた。
システム
吉里吉里。

バックログ:有
スキップ:有(「次の選択肢まで進む」)
セーブロード:日付、サブタイトル表示
オートセーブ:無
クイックセーブ:無
オートモード:有(五段階調節可能)

特に不自由なし。
総評
既知のジャンルに捕らわれない、何とも不思議な作品。
考えさせられる部分とシュールな部分、ホラーなど様々な要素が一つに融合している。
どこを強く感じるかで人によって感想が大きく変わりそう。
上でも書いたが、個人的には現代社会を極端に表現したモノであるように感じた。かなり大袈裟だけども。