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人を好きになったのは何時(いつ)ですか?
『想恋橋』不思議な橋があります。
ここで思いを伝え合うと、恋が叶うという不思議な橋。
古くから『恋の神様が住んでいる』といわれ街の人からは恋ノ橋と呼ばれているロマンチックな場所
また男の子と女の子が、この場所にやってきました。
恋を得る橋『想恋橋』に・・・・・・。
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恋愛の何たるかを描いた作品。
ファンタジー要素と恋愛の見事なコラボ。
物語は基本一本道で1周するとサイドストーリーや選択肢が追加され、徐々に見えてくるものが増えてくる仕組み。
結果として一つのルートを様々な視点から見ることになるため、物語に厚みが感じられる。
視点を頻繁に変えることでヒロインらの気持ちがプレイを重ねる度に深まっていき、感情移入度も高まる。
ルートそのものがさほど長くなく、かつ周回プレイを重ねる割には共通部分が少ないのも工夫されているなと感じた。
少なくとも本編を三周しないとフルコンプは出来ないが、どの周もメインとなる視点が異なるため毎周新鮮さがある。
物語の中身そのものについて。
「恋愛」「人を好きになること」は一体どういうことか。
それを『想恋橋』というファンタジー要素を上手く活用し凝縮した形。
相手の事を第一に思い遣れる気持ち、傍にいるだけで幸せを感じられる気持ち。
恋愛における根本的なそれらの気持ちをありありと描きその大切さを描いている。
まさに純愛物語。
キャラに萌え要素はなく設定や日常会話は至極現実的で、そこらのエロゲに比べると良い意味で地味。
しかし男キャラを含め全員の掘り下げが非常に深く人間味がある。
ヒロイン2人、特に美希の真っ直ぐな気持ちには何度も胸を打たれた。感動した。
また2人の立ち位置が大きく異なることでどちらのルートも新鮮で中だるみしなかった。
主人公には好きなように名前を入れることが出来る。
最初の周ではエロゲらしい影の薄い地味な主人公だが、後半になるにつれてしっかり心情描写がされてくる。
最後の周の主人公の決断ら辺は感服。
全体的に起伏はさほどなくやや地味めな展開。個人的にはそれが好きだが人によっては差が出そう。
テキストは表現が平易なため読みやすく、かつ無駄な部分が無いので読みやすい。
なので誰がプレイしても一定以上は楽しめると思われる。
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| グラフィック |
イベントCGは差分含まず23枚。
絵は前回と同じ人だろうか。
キャラは可愛らしい絵で、絵単体としても結構なレベル。
表情変化も多め。
輪郭線の粗さが少し気になった。
背景は普通。時折真っ暗の場面もあったが。
特定の背景に前作のヒロイン2名がこっそり紛れていたりする遊び心があるw
ムービーのレベルがとても高く非常に雰囲気あるものになっていた。
反面、場面転換などの演出はいつの時代のだよと思うようなものだったが。
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| 音楽 |
ボーカル2曲を含め全部で13曲。
BGMはほんっとうに普通。特に目立ったものはない。
和風テイストな感じで作風にはマッチしている。
ボーカルは片霧烈火さん&霜月はるかさん。
企業の作品で活躍する2人だけあっていずれもなかなかのクオリティ。
主人公以外フルボイス。
声優さんは皆知らない人だったが驚くほど演技が上手い。
文字に表れていない部分まで表現してくれる演技力の高さに感服。
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| システム |
例によってNスク。
自作プログラムとのこと。ののの通信さんすみませんでした。
バックログ:可。セーブ地点より前には戻れない
ボイスリピート:有
スキップ:既読判定あり。速度普通。スキップ時に音声が再生されるのが邪魔。
セーブロード:サムネイル・日付表示あり
オートセーブ:有
オートモード:有。速度調節可能
選択肢後スキップ継続があるのは便利。
とは言ってもあまりスキップを使う場面はないが。
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| 総評 |
ありふれたテーマを王道的な展開で、丁寧に練り上げて作られた作品。
意外性には乏しいがキャラに人間味があり万人受けしそうな内容。
前作「落日」にはなかったファンタジー要素を取り入れたそのチャレンジ精神も評価に値する。
今後もののの通信は注目していきたい。
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