春裂きの悲鳴 REVIEW
製品データ
タイトル 春裂きの悲鳴
ブランド Mal de Manege
ジャンル レトロ民俗幻想ノベル
メディア ダウンロード
定価 フリー
発売日 2008/03/29
プレイ時間 ワンプレイ15〜20分
コメント編集日:2010.04.17
評価
ストーリー 70
グラフィック 66
音楽 57
総合 69
コメント
ストーリー
あらすじを 見る/ 見ない

伝奇+ヤンデレ+鬱。
後者二つの成分は比較的マイルド。
ボリュームを考えると良く三つの要素をコラボ出来たなと思う。

基本は和風伝奇もので雰囲気は昭和初期チック。
家屋の古めかしさや言い回しが昔の日本のそれで、雰囲気は良く出ている。
地の文は漢字変換率高めでその辺りを意識しているのだろう。
ただ地の文の比率がノベルゲームほど高くないので読みづらさはない。

攻略順序は決まっており、トゥルーに近づくに連れて少しずつボリュームアップ。
最終的に全ての真実が明らかになる。
特筆すべきは最終シナリオでのどんでん返し。

この作品には全部で6つのエンディングがある。
5つ見た時点で「フルコンプおめでとう!」と言われ隠しURLが出現。
5つ目のエンド自体いかにもトゥルーエンドっぽい締め方。
この段階で終わったと思うプレイヤーは多いのではないだろうか。

しかしこの段階ではCGモードは穴だらけ。
不思議に思って最初からプレイすると…!?
そして突入するトゥルーエンドルート。
8割くらいは今までの内容と変わらないのだが最後の2割が。
トンデモナイ流れになるわけではないけれども、終わったと見せかけて最後に「裏」を見せてくれる粋な構成に拍手。
グラフィック
イベントCGは差分含めて18枚。
アゴが尖った、昔の少女漫画にありそうな絵風。
イベントCGになると解消されている…と思いきや逆に崩れてしまっているものもある。
淡い塗り方は和風伝奇らしさがあって良いのだが。

見る/ 見ない
音楽
BGM鑑賞モードなし。
和風っぽいとしか言いようがない。
自己主張少なめ。

見る/ 見ない
システム
LiveMaker。

バックログ:有
スキップ:「読んだ文章を飛ばす」
セーブロード:日付、テキスト表示(選択肢画面ではセーブ不可
オートセーブ:無
クイックセーブ:無
オートモード:有

あとバックグラウンドで動作しないのが少し気になったかな。
総評
短い割に複数の要素がしっかり共存しある程度の完成度を見せている。
ボリュームの無い作品でこれが出来る辺り製作者たちの底力を感じた。
また、クリア後行ける隠しURLでの登場人物秘話が面白かった。こういう、コンセプトを教えてくれる場所があるのはいい。