| コメント |
| ストーリー |
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ある日の放課後。銀朱に染まった教室。
焼けるような橙の中、クラスメイトの大友茉莉佳は立っていた。
低俗愚劣な落書きに汚された制服を身に纏い、ただ呆然と。
少女と同じ陰鬱な経験を持っていた少年、添田邦彦は、同情と哀れみから茉莉佳へとジャージを貸してやる。
それが狂気に満ちた世界へと、足を踏み入れる切欠になるとも知らずに……
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題材は良い。イジメを題材とすると人間の底、根底にあるものが浮き上がってくる。
「人間らしさ」を書くには持って来いの題材だ。
一般受けしないためそれを扱っている作品はとても少ない。
その意味で、まずこの題材を扱ったことを評価したい。
この作品はイジメだけに留まらず伝奇要素も絡んでくる。
しかし複数要素を絡ませるにはあまりに希薄でボリューム不足のシナリオ。
エンドは2つあるもののどういう位置づけの違いがあったのか良く分からない。
物語の核となる登場人物たちの描写はとても少なく、結局お前ら何者?で終わってしまう。
イジメも伝奇もいずれの要素も中途半端で説明不足の点が非常に目立つ。
地の文の書き方も気になった。
神視点なのに一人称的な表現が混じる部分があり、多少違和感があった。
物語が短いので些細な違和感で済んだが。
出だしは読み手の気を引くものだったが、途中の展開に振り回されるうちに気付いたら終わっている、という印象。
もう少し深みが欲しい。
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| グラフィック |
差分を含めイベントCGは全部で17枚。
良く言えば特徴的、悪く言えばバランスが悪い。主に顔のパーツが。
背景は写真加工と思われるが、それとのコラボが上手くいってないと思う。
立ち絵が浮いてるように見えた。
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| 音楽 |
BGMフォルダ内には合計14曲のBGMがあるが正直そんなにあったの?という印象。
いずれもどこかで聞いたことがあるものばかりで、場面とのマッチ度が低い。
自前のBGMもあるのだろうか?はっきり分からないが、質的には今一つ。
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| システム |
Nスク。
バックログ:有
スキップ:既読判定有
セーブロード:日時のみ
オートセーブ:無
クイックセーブ:無
オートモード:有(速度調節不可)
フリーゲームじゃないんだからもう少し「らしさ」が欲しいと思った。
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| 総評 |
題材に惹かれて購入してみたものの、それだけだった作品。
浅いと言わざるを得ない。思わせぶりなタイトルだけど結局どういう意味だったのやら。
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