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これまでの美少女ゲームにはない新しい演出で話題を博した『はるのあしおと』に続くminoriのインタラクティブノベル最新作。
『ef - a fairy tale of the two.』――この物語を描くのは、ふたつのエピソード。
学生であり漫画家でもある青年・広野紘と、偶然のきっかけから彼と出会う女の子・宮村みやこ。
そして紘の幼馴染・景と、紘の悪友・京介。彼らが交わる中で生まれる「成長」の物語を描いて行く中で“ef”という物語のテーマを定義する第一部。
続いて景の双子の妹・千尋、人付き合いの苦手な青年・蓮治、プロのヴァイオリニスト・久瀬達の触れ合いを中心に、全エピソードに関わるミズキ、火村、優子らを交え、総ての物語が一つに収束してゆく様を描く第二部。
『ef - the first tale』では、“前編”にあたる第一部を収録。
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二部作の片割れ。
二人の主人公と二人のヒロイン、そしてサブヒロイン。
他人との触れ合いから自分自身を見つめ直すキッカケが生まれ、お互いがお互いを見つめるキッカケも生まれ…そんな流れ。
展開で魅せるというよりは、展開は心内描写を引き立てるための一つの手段でしかない。
そのため物語だけ見ると非常に地味であり、面白くないと思う人もいるだろう。
地味な物語に華を、と考えてかキャラクターは所謂エロゲのそれ。
主人公・ヒロイン共にもはや使い古されたキャラクターで新鮮味がなく個性もない。
日常会話に少しでも面白みを加えるためなのかそれとも客層を広げるためなのか、思惑は不明だがこれが良くなかった。
シリアスな場面とのギャップが激しすぎる。台詞の説得力を失わせるようなキャラクターとしか言えない。
ミズキのウザさは異常。
ただ、それを差し引いても「自分を見つめ直す」「前に進む」というテーマは物語の中で非常に上手く表現出来ている。
特に京介&景の方は。
「この気持ち良く分かるな」と思えるシーン、台詞が多数あった。
シーンの切り方・つなげ方も「はるのあしおと」同様に上手い。
まとめると…
キャラクターをどれだけ好きになれるか、と物語に対して共感出来る部分がどれだけあるか、にかかっている気がする。
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| グラフィック |
イベントCGは差分抜きで500枚弱。差分を含めたら…ゴクリ
1枚絵を惜しげもなく使いとても動きのある演出となっている。立ち絵と1枚絵の境界があやふやと感じるほど。
ビデオカメラ越しの画面、しかもちゃんと時間が刻まれている演出が凄い。細部まで凝っている。目パチ口パク当たり前。
原画は七尾奈留さん。好きな人は好きだろう。個人的にハンコ絵は嫌い。
ただ、そんなの関係ねぇ!と言えるほど演出面のレベルは高い。ムービー技術も恐るべし…
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| 音楽 |
大人しい、自己主張少なめのBGMが多い。良くも悪くも目立たず。歌も特に印象にない。
主人公以外フルボイス。演技はさすがの一言。ほとんど飛ばしたけど。
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| システム |
「はるのあしおと」とほぼ同じ。
バックログ:有(立ち絵や1枚絵も)
ボイスリピート:有
スキップ:既読判定あり
セーブロード:有
オートセーブ:有
クイックセーブ:有
オートモード:有
これ以上何を望めと。
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| 総評 |
物語は思わせぶりな部分あり、感情移入出来る部分ありで地味ながらも心に残った。
しかしキャラクターとそのやり取りが所謂エロゲ的であり、客層拡大を狙った感が見え見え。お陰でChapter1は辛かった。
さらにこの分割商法もどうなんだか。関連商品もね…
演出にここまで拘る必要はあったのだろうか。質を落として良いから、分割せず出して欲しかった。
まあlatterがこんな文句が吹っ飛ぶくらいの出来だったらいいのだけど。終わりよければすべて良し。
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