楽園 REVIEW
製品データ
タイトル 楽園
ブランド Team Eye mask
ジャンル ノベル
メディア ダウンロード
定価 フリー
発売日 2005/12/11
プレイ時間 30分ほど
コメント編集日:2008.02.07
評価
ストーリー 80
グラフィック 89
音楽 75
総合 82
コメント
ストーリー
あらすじを 見る/ 見ない

30分ほどで終わる短さだが、クオリティはフリーの作品とは思えないレベル。

起こる出来事は田舎の村での兄と妹の日常生活だけ。
しかし短いながらもどのキャラもしっかりと掘り下げられている。
アンドロイドや婆ちゃんまでちゃんと描かれていた。

特筆すべきは雰囲気の良さ。
設定は近未来的でアンドロイドが存在してはいるものの、他は概ね普通の田舎。
そこで起こる変わり映えの無い長閑な日々。のんびりとした平和な日々で読んでいて癒される。
毎日時間に追われる都会人とは全く逆の日々が描かれている。
グラフィックやテキストウインドウなども作品と一体化しており、非常に雰囲気が良い。

雰囲気ゲーというだけでなく、ラストのほうでちょっと出てきた作者のメッセージに考えさせられた。
この作品はあらすじを読めば分かるが、機械化が進んだ近未来が舞台。
機械が導入されて人間が少なくなっても、変わらない日常生活。それこそが楽園。
機械化が進んでも大切なのは人間の心だなと改めて思った。

フリーの上にPSPでもプレイ可能なので是非ともお勧めしたい一品。
グラフィック
CG鑑賞モードなしなので何枚あるかは不明。
右にメッセージウインドウ、左にグラフィックというスタイル。
なので立ち絵というよりは全てがイベントCGのような感じ。

絵は非常に綺麗。さらに、輪郭をラフのように描いてみたり塗りが淡めだったりと工夫がされている。
背景とキャラに常に一体感があり、全体として統一感がある。
まさに作風にマッチしたグラフィックだと言える。企業も見習って欲しい。
音楽
音楽鑑賞モードなしなので何曲あるかは不明。ボーカルはなし。
田舎らしい長閑なBGMが多く作品と上手くマッチしている。
夏&田舎&自然ということと合わせ「AIR」や「水月」を彷彿とさせてくれた。

ボイスはなし。
システム
やった感じは「Kanon」のようなビジュアルアーツのシステムに似ている。

バックログ:可
スキップ:有
セーブロード:日時表示のみ
オートセーブ:無
クイックセーブ:有
オートモード:有(速度調節可)

画面が横長でPSP仕様だからなのかフルスクリーンには出来ない。
バックログ表示時に出る矢印にも味がある。細かいところまで工夫されてると感じた。
総評
短いハートウォーミングストーリー。
日々ストレスにまみれる社会人にお勧めの一本。
本当に大切なもの、充実した生活とは何だろう?そういったことを考えさせてくれると思う。
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