鉢の底 REVIEW
製品データ
タイトル 鉢の底
ブランド ぱんけーき
ジャンル 現代ホラーノベルゲーム
メディア CDorダウンロード
定価 フリー(完全版は700円)
発売日 2008/05/03
プレイ時間 30分ほど
コメント編集日:2008.05.25
評価
ストーリー 71
グラフィック 64
音楽 55
総合 70
コメント
ストーリー
あらすじを 見る/ 見ない

登場人物は、人数こそ少ないが言ってしまえばどこか病んでいる。
あらすじを読むと彼らによる猟奇ものかと思いがちだが実際やってみるとそんなことはない。
このサークルの作品の特徴である「狂気」はこの作品でも健在だが、猟奇などの暗い要素はかなり抑えめ。
「狂気」は人間の原始的な感情に基づいており、美しさすら感じられる。

今回は15禁ということで若干ではあるが性的描写がある。
だが上記のように猟奇的要素はなくまた性を前面に押し出した描写でもない。
ここでも一種の美しさが感じられる。

「歪ミ回廊」では狂気の元になる感情の描写が少なく、狂気に説得力が無かった。
その欠点は「TURKEY」で改善され今回さらに改善された。
今回はテキストの大半がありのままの心情描写であり、狂気へと変化してゆく過程が細かく描かれている。
作品を出す度に欠点が改善され、しかも大本のテーマはブレていないという点に非常に好感を持てる。

物語に起伏があるとは言えないが、毎回異なる切り口から「狂気」を描いた作品を出していることはサークルの姿勢としてとても良いことだと思う。
グラフィック
イベントCGは差分抜きで5枚。
「歪ミ回廊」「TURKEY」と同じ人で特徴も同じ。
髪の毛や眼の描き方に味がある。陰影が意識されており作風にマッチしていると言える。

タイトル画面を始めとするシステム画面が凝っているのも良い。
音楽
BGM鑑賞モードが無いので何曲あるかは不明。
落ち着いた曲が多い。作風には合っていると思う。
効果音がリアル。時に卑猥、時に恐怖。
システム
Nスク。

バックログ:有
スキップ:有(「選択肢まで進む」)
セーブロード:日付表示
オートセーブ:無
クイックセーブ:無
オートモード:無

特に不備なし。
総評
作品を出す度に狂気の質が上がっている。狂デレが流行りだす日も遠くない←言いすぎ
フリー版と完全版の違いは付録などがあるかないか。
安いので興味が湧いた人は是非とも。
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