| コメント |
| ストーリー |
あらすじを
見る/
見ない
六月の淡い灰色の雨が、校舎とアスファルトを黒く濡らしていた。
三年前のその雨の日、主人公は彼女と出逢う。
そぼ降る雨に肩を濡らしていた主人公に傘を貸した彼女は、漫然とした日常を破って主人公の心に到達する。
主人公と彼女は、曖昧な関係のまま日常を歩み始めた。
しかし、梅雨空の下の淡い恋は、わずか一週間で断ち切られた。
彼女は主人公の目の前で、屋上からその身を投げる。
原因は不明。
重体の彼女の身体はそのまま病院に搬送されたが、彼女の身体はまるで逃げるように書類上の転校と転院を繰り返し、主人公はその後の彼女の生死を知ることさえできなくなっていた。
三年後の一月、
高校二年になった主人公は、三年前に失われたはずの彼女と再会する。
主人公は生死さえ不明だった彼女との思わぬ再会に驚き、そして彼女を抱きしめる。
三年間の隙間は、やがて今の日常によって埋められていくように見えたが――
|
最後の最後に破壊力のあるシーンが。
シナリオは割とオーソドックスで、中盤辺りでカラクリが読めてしまう人もいるだろう。
最後以外はさほど起伏はなくどちらかと言うと地味な作品。
最後の山場を越えた後、エンド直前に更にもう一山ある展開はお見事。
ヒロインと主人公が惹かれあう動機やお互いを想う描写があまりないのが残念でならない。
このため彼らの言動には今ひとつ説得力が無い。納得がいかない。
これさえあればよりキャラに感情移入できただろうし、最後の場面でもさらに感動出来たのではないだろうか。
終盤のネタばらしがひたすら過去を語る形式になってしまっているのは個人的にはマイナス。
主人公が少しでも自発的に気付いていれば、また捉え方は違ったかもしれない。
とは言え悪い作品ではない。短いので初心者の人にはお勧め。
|
| グラフィック |
イベントCGは全部で8枚。
立ち絵とかなり印象が違う。
塗りは上手いが絵自体は今ひとつで、特に立ち絵は首が不自然に長くて少し違和感を感じた。
背景は写真を加工したもの。
|
| 音楽 |
BGMは全部で10曲。
フリーとは思えぬクオリティで物語を引き立ててくれる。
どのBGMも場面と良くマッチしており、良い出来。
|
| システム |
Nスク。
バックログ:有
スキップ:有(「選択肢まで進む」)
セーブロード:日付表示
オートセーブ:無
クイックセーブ:無
オートモード:無
特に困る部分は無い。
|
| 総評 |
キラリと光るものがあるが粗もある作品。
締め方は見事だったと思う。それ以外をもう少し作りこめば充分良作になっただろう。
こっちの世界に来たばかりの人にはお勧め。
参考になった!という場合はこちらをクリック♪
|