アズラエル REVIEW
製品データ
タイトル アズラエル
ブランド フロントウイング
ジャンル アドベンチャー
メディア CD-ROM1枚組
定価 \2,940
発売日 2002.12.20
プレイ時間 エンドまで4〜5時間
コメント編集日:2005.10.04
評価
ストーリー 70
グラフィック 54
音楽 71
総合 70
コメント
ストーリー
テーマはいいと思う。

ただ日常を過ごす中では気付かない「死」。それも身近な人間の。
主人公がそれらの死を実感して、それによって変わっていく様子が良く描かれてた。
それらに対しての振る舞いは非常に良かった。
死に向かうヒロインたちも様々で抱いてる感情が良く伝わってきた。
地の文がしっかりしてたおかげかと。

最後は「最も近しい存在の死」ということでお互いの必死さや強さが感じられた。
エンドがご都合にならなかったのもいい点。
悲しい結末だがそれまでの流れ、心情描写はかなり評価出来る。
エンディングは泣けた・・・


いい点ばかり挙げたが、実は悪い点のほうが多い。
むしろ上で挙げた点以外は全て中途半端。

日常シーンは各キャラの個性がさほどないこともあってあまり面白くない。
また死神という面白そうな設定が使われているにも関わらず、それに対する説明は一切無い。
完全に投げっぱなし。
テーマを活かすための媒体と言えばそれまでなのだろうが、少しくらいは何かしら説明をして欲しかった。

またちょっとボリューム的に足りないように感じた。
プレイ時間はさほど短くないのだが、中身的に。
キャラへの感情移入があまり出来ず、これさえ出来ればエンディングの破壊力ももう少しアップしたかもしれない。
グラフィック
どことなくアニメっぽい絵。表情がやや硬い感じ。
顔とセリフが合ってない・・・と思える場面もいくつか。
通常時だと背景から少々浮いてるようにも見えるし。

イベントCGは全部で差分抜きで57枚。
あまり多いようには感じない。バランスは立ち絵から崩れたりはしてない。
絵の良し悪しは個人の趣向だが個人的にはあまり好きになれなかった。
アニメのような塗りはどうも苦手。

EDはそうでもないがOPムービーはなかなかカッコイイ。
音楽
全部で19曲、うちボーカルは1曲。

意外と日常的なBGMが良かったりする。「手放せぬ日常」「追憶」など。
その一方で暗い・切ないのもあって結構高レベル。
死神のイメージ合った渋いものまであったりする。
他にお気に入りは「この世の果て」「死を司る者」。

ボーカルはOPに1曲。
透き通った声がOPアニメーションにとてもマッチしていた。
システム
右クリックからメニュー表示。
ホイールアップでバックログ、ダウンでメッセージ送り。
Ctrlキーでの強制スキップ可能。
セーブロードはサムネイルとコメント表示可能。
既読スキップあり、速度は問題なし。ただし不安定で、良く止まった。
バックグラウンドでも不安定。
選択肢後も持続するのはありがたいけど。

まあ、システム的に大きな問題はない。
総評
投げっぱなしになっている部分が多く、大事な部分の掘り下げが今ひとつ足りていない作品。
しかし値段を考えれば充分お買い得品。
死生観絡みの話が好きな人にはお勧め。
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