ABYSS -殺人クラブ- REVIEW
製品データ
タイトル ABYSS -殺人クラブ-
ブランド Festival
ジャンル 学園サスペンスノベル
メディア ダウンロード
定価 \735
発売日 2007/12/31
プレイ時間 2〜3時間
コメント編集日:2008.02.13
コメント
ストーリー
あらすじを 見る/ 見ない

C73版をプレイした感想です。
基本的な部分はC72版を参照のこと。

相も変わらず読み手を引き込むのが上手いテキストと展開。
戦闘シーンでは短い時間の中で浮かぶ思惑を細かく描いており状況と共に心の動きも良く分かる。
グラフィック面の演出、BGMと上手くコラボしている。

今回はC72版に黒塚幽のルートが追加されている。
温子さんもそうだったが、この作品のヒロインは主人公にベッタリというわけではない。
ヒロインは己をしっかり持っており、恋愛偏重の流れは一切見られない。
主人公と徐々に信頼を深め物語の核心に迫り、結果として恋愛に行き着く。
戦闘シーンの臨場感や物語の孕む謎に目が行きがちだが、どのキャラも非常に人間的に描かれており 人間ドラマ的な部分も評価できるだろう。

C72版では書かなかったが、主人公のキャラに対してどう思うかは評価が割れそう。
と言うのもこの主人公は普通のエロゲに良くいるようなタイプなので。
あまり我が強いわけではなくヒロインに流される。でもここぞの時はビシっと締める。
そんな使い古されたキャラなので作風と合っているかどうか、は読む人によって評価が分かれるだろう。
個人的には今ひとつ。
ただ主人公にはまだまだ謎が多く、それを包み隠すための隠れ蓑、真の姿とのギャップを 産みだす為にわざとそのような無難なキャラにした、と深読みできる…かもしれない。

幽ルートをクリアして分かったのは、この作品はヒロインを攻略するにつれ徐々に核心に迫る展開を取っているということ。
攻略順序が固定であり今まで2つのルートはエンド自体に謎があってすっきりしない終わり方だった。
なのでおそらくは「BALDR FORCE」のような見せ方を取っているのではないか、と予想される。
あるルートで提起された謎が別のルートで解き明かされたりする。
かと思えばまた新たに謎が提起され、さらに答えを示唆するようなヒントを提示してくる。
これにより残った謎に対する答えを考えさせられ、先の展開への興味を持たせてくれる。

このVerにより少なくとも他に琴子と爽のルートがあることが判明した。
那美のルートはまだしっかりとしたエンディングを迎えていないので、実質残り3人分のルートがあることになる。
最後にグランドルートのような、全ての謎が解き明かされるルートがある可能性も否定できない。
いずれにせよ次のVerが非常に楽しみ。

現時点での謎(超絶ネタバレ注意!)
見る/ 見ない
グラフィック
現時点で見ることの出来るイベントCGは合計50枚ほど(伸べ枚数)

細かいことはC72版を参照のこと。
音楽
音楽鑑賞モードは現時点では見れないため何曲かは不明。ボーカルはなし。

C72版と同じ。
システム
C72版と同じ。
パッチは元々あてられているので手動であてる必要はない。
総評
先が気になって仕方が無い。
全ての謎が解き明かされるのはいつの日か―
この値段でこれだけの質、やらないのは勿体ない。万人にお勧めの作品。
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