15歳だった― REVIEW
製品データ
タイトル 15歳だった―
ブランド ああかむ
ジャンル デジタルノベルAVG
メディア ダウンロードorCD-ROM1枚組
定価 \1,995
発売日 2007/03/09or30
プレイ時間 3〜4時間
コメント編集日:2008.02.01
評価
ストーリー 75
グラフィック 51
音楽 40
総合 72
コメント
ストーリー
あらすじを 見る/ 見ない

「少女の手記」「少女の目撃証言」「少女の体験」の3つを現れる順に読み進めることで話が進む。
ある事件についてその3つを元に、プレイヤーは真相を探ることになる。

その3つを読み進めていくと徐々に事件の真相が明らかになる。
実際にその3つから得られるものは断片であり、断片を継ぎ合わせる作業はプレイヤーがしなければならない。
しかし継ぎ合わせるうちに誰もが途中で違和感を感じるはず。
「良く分からない」という感想も抱くかもしれない。

この作品の凄さは最後までプレイすることでようやく分かる。
上の3つを全て終えた時、プレイヤーの頭には様々な情報があるはず。
その情報はあるものはピッタリと繋がり、あるものは食い違っているだろう。
最後までプレイすると食い違いは様々な部分で見られていると思う。

その食い違いをすっきりさせてくれるのが最後の回想。
これを見ることで今まで抱えていた食い違いはほぼ消えてなくなってくれるはず。
しかし微妙に残るのが欠点であり困りもの。
この辺は読み手の理解能力の個人差による。俺は全部は理解しきれなかった。
ただある程度、おおまかな部分は理解できたつもり。

「あれはこういうことだったのか」という感触が好きな人には堪らない作り。
とにかく最後まで読むことでこの作品の全容が程度の差こそあれ、概ね分かるようになる。
テーマはプレイ開始当初思い描いていたものとは大きくかけ離れていたであろう。
あらすじからは全く予想できないテーマだった。
「実験」と言っていたのはそういうことだったのか…

決して明るい話ではない。むしろ暗い。
事件の真相を探る形式なので笑いや日常といった要素も無。
サスペンスと言ったほうが良いだろう。
エロシーンも基本的に凌辱系ばかりなので非常に人を選ぶと思われる。
しかしそれでも深いテーマや伏線回収の見事さ、同人ならではの作品色などは評価できるポイントだろう。

最後の選択肢の意味が未だに分からないが…orz
グラフィック
イベントCGは差分抜きで合計20枚強。
立ち絵は存在せずイベントCGはほぼ全てがエロシーン。
絵は等身のバランスはとても良いと思うが非常に独特な絵柄で好みが分かれそう。
リアルな絵だと思う。が、あまり好きではない。

背景は写真を加工したもの。
音楽
音楽鑑賞モードなしなので何曲あるかは不明。
「少女の目撃証言」「少女の手記」はほぼ無音。
後者は時折BGMがあることもあるが、全体を通してBGMは目立たない。

エロシーンの効果音が非常にリアル。
水音やチュパ音などAVと同じレベルと言っても過言ではない。
鬱陶しいことこの上なかった。
システム
バックログ:可
スキップ:既読判定有、高速
セーブロード:サムネイル、日時表示
オートセーブ:無
クイックセーブ:有
オートモード:有、速度調節可

セーブロードがダブルクリックでしか出来ないことに最初気付かなかった。
確認メッセージがない不親切設計。
オートモード中Enterキーなどで文章送りをしてもオートモードは途切れない。
これは便利でもあり不便でもあった。
また「少女の手記」ではメッセージウインドウが他の2つと異なり、オートモードの場合解除が出来ない。
少々不便だがさほど気にはならなかった。
総評
同人だからこそ出来たとも言える独特の作風を持った作品。
一味違ったサスペンスを読んでみたい人にお勧め。
それ以外の要素は期待してはいけません。

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